こんにちは、「那須の田んぼ日記」管理人の那須田んぼ管理人です。
4月12日に種まきを行った育苗箱ですが(→前回の記事)、5日後の4月17日、無事に発芽が確認できました。
今回はその様子と、育苗初期の管理についてお伝えします。
目次
小さな緑の芽がお目見え
育苗箱の土から、小さな緑色の芽が一斉に顔を出しました。 まだ針のように細いですが、これから始まる成長への生命力を感じさせます。

均一な発芽の秘訣は種もみの事前準備にあり
多くの苗箱でほぼ同時に芽が出揃ったのは、種まき前の準備のおかげです。我が家では、種もみを種まき約2週間前から水に浸けておきます。
これは「浸種(しんしゅ)」と呼ばれる作業で、種もみに十分水を吸わせて休眠から目覚めさせ、発芽しやすくするためのものです。多くの米農家さんが行っている、丈夫で均一な苗を育てるための大切な下準備の一つなんですね。
この「浸種」によって発芽のタイミングが揃い、その後の苗の生育にも良い影響があります。
育苗ハウスの環境管理:温度との戦い
発芽後のハウス内管理で特に重要なのが温度です。 4/17は日中暖かく、ハウス内は約50℃まで上昇しました。

これは苗には高温すぎるため、父は換気を行い温度調整をしていました(理想は40℃以下とのこと)。日々の天候に合わせたきめ細かな温度管理が欠かせません。
これからの育苗管理と「プール育苗」
温度と並んで水管理も重要です。 我が家では「プール育苗」という方法を取り入れています。これは苗箱をプール状の設備に並べて底面から給水するもので、水やりの省力化や苗の均一な生育に繋がります。
このプール育苗の様子や今後の苗の成長については、次回詳しくお伝えする予定です。
健やかな苗の成長に期待
無事に発芽が確認でき、まずは一安心です。 田植えまでの約1ヶ月、しっかり管理し、丈夫な苗に育てていきます。小さな芽のこれからの成長が楽しみです。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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