家族と親戚みんなで種まき作業(2025年4月12日)

こんにちは、「那須の田んぼ日記」管理人の那須田んぼ管理人です。「那須の農場日記」シリーズ、Vol.3をお届けします。

前回のVol.2では、育苗箱への土入れ作業が完了し、苗のベッドが整った様子をお伝えしました。 (→育苗箱へ土入れ!種まきに向けた土の準備作業

そして迎えた2025年4月12日(土)。土入れした育苗箱に、お米の種をまく「種まき」の日です。
朝から素晴らしい晴天に恵まれ、まさに絶好の種まき日和となりました。

目次

家族と親戚、7名での種まき作業

今年の種まきも、例年どおり、中心となる両親に加えて、強力な助っ人が集結してくれました。

まずは、毎年この大変な時期に駆けつけてくれる、頼もしい親戚のおじさん2人。本当にありがたい存在です。 そして、私たち夫婦(管理人と妻)。 さらに、今年は小学1年生になったばかりの息子も、「お手伝いする!」と張り切って参加してくれました。

総勢7名で、賑やかに作業を進めます。

種まき機による作業工程と役割分担

我が家の種まきは、写真のような専用の機械(播種機 – はしゅき)を使います。

土が入った育苗箱をセットすると、ベルトコンベアで流れながら、機械が自動で①種もみをまき → ②その上から覆土(ふくど)をかけ → ③最後に水をかける、という工程をこなしてくれます。

とはいえ、全てが全自動というわけではなく、チームワークが重要です。 機械の操作は父が担当。他のメンバーは、種もみや覆土を切らさないように機械に補充する係、そして種まきが終わって次々と出てくる苗箱を、ビニールハウスの中に運んでいく係に分かれます。

私と妻は、主に苗箱運びを担当。そして息子は、一生懸命、覆土を機械に補充するのを手伝ってくれました! 小さな体で頑張る姿は、なかなかの頼もしさでした。

みんなで声を掛け合い、役割分担しながら作業を進めた結果、朝8時半にスタートして、10時半には全ての苗箱への種まきが無事に完了。実働わずか2時間というスムーズさでした。

今年の種まきを振り返って

今年は作業が楽に進んだように感じます。 もちろん、毎年手伝ってくれるおじさん達の存在が大きいのですが、それに加えて、息子が「戦力」として参加してくれたことが、予想以上に作業効率に貢献してくれたようです。

息子が覆土補充を手伝ってくれたおかげで、昨年までは息子の様子を見ていた妻も手が空き、今年は私と一緒に苗箱運びをフルで手伝うことができました。結果的に、私の負担も軽くなり、家族や親戚の協力のありがたみを改めて実感した一日となりました。

ハウスでの育苗管理と「プール育苗」

種まきを終えた大量の苗箱は、Vol.1で作ったビニールハウスの中にきれいに並べられました。 ここからは、いよいよ苗を育てる「育苗管理」の期間に入ります。丈夫な苗に育つよう、水や温度の管理が重要になってきます。

ちなみに我が家では、苗箱を浅いプールのような設備に並べて、そこに水を張って管理する「プール育苗」という方法を取り入れているそうです。水やりの手間が省けたり、苗の生育が均一になったりするメリットがあるとのこと。

プール育苗の具体的な様子や、今後の苗の成長については、また次回の「那須の田んぼ日記 Vol.4」でお伝えしたいと思います。

育苗箱にまかれた一粒一粒の種もみたちが、これから力強く、元気に芽を出してくれることを願っています。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

余談

午前中の種まき作業が無事に終わり、午後は少し時間ができたので、那須町にある「堂の下の岩観音堂」という場所へ、桜を見に行ってきました。

山の斜面に咲く桜が青空に映えて、とても綺麗でした。ちょうど見頃だったようです。
農作業の合間に、こうして地域の美しい季節を感じられるのも、田舎暮らしの良いところですね。

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