育苗箱へ土入れ!種まきに向けた土の準備作業(2025年4月8日)

こんにちは、「那須の田んぼ日記」管理人の那須田んぼ管理人です。 「那須の農場日記」シリーズ、Vol.2をお届けします。

前回のVol.1では、5月の田植えに向けて、まずは苗を育てるためのビニールハウス作り(4月4日実施)の様子をお伝えしました。 (→【那須の農場日記 Vol.1】田植えに向けた準備 – ビニールハウス作り

2025年4月8日。ビニールハウスの中で行う苗作りの準備段階、「育苗箱(いくびょうばこ)」または「苗箱(なえばこ)」と呼ばれる箱への土入れ作業が完了しました。

目次

苗のベッド作り完了!育苗箱への土入れ作業

育苗箱(苗箱)とは、その名の通り、田植えをする前の稲の苗を育てるための箱のことです。ここに適切な土を入れ、種をまき、苗がある程度の大きさになるまでビニールハウスで大切に育てます。まさに、稲にとっての最初の「ベッド」を作る、地道ながらも欠かせない作業です。

どんな土を使うのか両親に聞いてみたところ、これは苗が病気にならず、元気に育つように栄養バランスなどが調整された「育苗用培土(いくびょうようばいど)」と呼ばれる専用の土だそうです。これを、ずらっと並んだ育苗箱一つ一つに、均一な厚さになるように入れていきます。

こちらが、本日土入れが完了した育苗箱の一部です。培土が均一に詰められ、出番を待つように規則正しく積み重ねられています。この光景を見ると、「いよいよ本格的な米作りが始まるんだな」という実感が湧いてきます。

土入れ作業が完了し、高く積み上げられた育苗箱の山

良い苗は良い土から!秋の実りに繋がる大切な工程

この土入れ作業、一つ一つの箱に土を入れるだけの単純作業に見えるかもしれませんが、実は美味しいお米を作るための非常に重要な工程だそうです。

苗が最初に根を張り、健やかに成長するための大切な「土台」作り。ここの土の状態、つまり培土の質や量が、その後の苗の生育に大きく影響し、ひいては秋に収穫されるお米の量や品質にも関わってくるとのこと。

美味しいお米は、こうした丁寧で地道な準備作業の積み重ねの上に成り立っているのだと、改めて感じ入りました。

次なるステップは、家族総出の種まき

さて、土というベッドの準備が整った苗箱。 次に行うのは、いよいよお米の種をまく「種まき」作業です!

予定では、今週末に、家族全員でこの種まき作業を行うことになっています。私も手伝う予定なので、その様子はまた次回の「那須の田んぼ日記 Vol.3」で詳しくお伝えできればと思います。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

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